問題文
宅地建物取引業者Aが、BからB所有の中古住宅の売却について媒介の依頼を受けた場合における次の記述のうち、宅地建物取引業法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、正しいものはどれか。
1.AがBとの間で専属専任媒介契約を締結し、Bから「売り出し中であることを秘密にしておきたいので指定流通機構への登録はしないでほしい」旨の申出があった場合、Aは、そのことを理由に登録をしなかったとしても法に違反しない。
2.Aは、Bとの間で有効期間を 1 か月とする専属専任媒介契約を締結する際、「Bが媒介契約を更新する旨を申し出ない場合は、有効期間満了により自動更新するものとする」旨の特約は有効である。
3.AがBと一般媒介契約を締結したときは、法第 34 条の 2 第 1 項の規定に基づき交付すべき書面に、宅地建物取引士をして記名させなければならない。
4.AがBとの間で専属専任媒介契約を締結した場合、Aは、当該中古住宅の取引の申込みの受付に関する状況を指定流通機構に登録しなければならない。
解説
1 誤り。
専属専任媒介契約では、指定流通機構への登録は宅地建物取引業者の義務である。
依頼者から「秘密にしてほしい」と言われても、その申出を理由に登録しないことはできない。
これに反する特約は無効であり、登録しなければ違反になる。
2 誤り。
専任媒介契約や専属専任媒介契約の有効期間について、「自動更新」の特約をすることは禁止されている。
期間満了後も継続したいなら、依頼者からの申出により、あらためて契約を更新しなければならない。
したがって誤り。
3 誤り。
売買・交換に係る媒介契約書に記名するのは宅地建物取引業者であり、重要事項説明書や37条書面のように宅地建物取引士が記名する義務はない。
したがって誤り。
4 正しい。
専属専任媒介契約に関して指定流通機構に登録すべき事項には、「取引の申込みの受付に関する状況」も含まれる。
令和7年度からの新設項目であり、専属専任媒介契約では登録が必要である。
したがって正しい。