問題文
宅地建物取引業者が行う広告に関する次の記述のうち、不当景品類及び不当表示防止法(不動産の表示に関する公正競争規約を含む。)の規定によれば、正しいものはどれか。
1.新築分譲住宅の予告広告(価格が確定していないため、直ちに取引することができない物件について、取引開始時期をあらかじめ告知する広告)を新聞折込チラシを用いて行った場合は、本広告を新聞折込チラシ以外の媒体を用いて行ってはならない。
2.土地取引において、当該土地上に廃屋が存在するとき、実際の土地を見れば廃屋が存在することは明らかであるため、廃屋が存在する旨を明示する必要はない。
3.交通の利便性について、電車、バス等の交通機関の所要時間を表示する場合は、朝の通勤ラッシュ時の所要時間ではなく、平常時の所要時間を明示しなければならない。
4.居住の用に供されたことはないが建築後1年以上経過した一戸建て住宅について、新築である旨を表示することはできない。
解説
1 誤り。
予告広告をどの媒体で出したかによって、本広告の媒体が制限されるわけではない。新聞折込チラシで予告広告をした後に、本広告を別媒体で行うこともできる。したがって①は誤りである。
2 誤り。
土地取引において、その土地上に廃屋その他土地の利用を阻害する建物等があるときは、その旨を明示しなければならない。現地を見れば分かるとしても、省略することはできない。
3 誤り。
電車・バス等の交通機関の所要時間は、平常時だけを表示するのではなく、朝の通勤ラッシュ時の所要時間を明示しなければならない。したがって③は誤りである。
4 正しい。
「新築」と表示できるのは、建築後1年未満で、かつ、居住の用に供されたことがない住宅に限られる。建築後1年以上経過している一戸建て住宅は、たとえ未入居であっても「新築」と表示することはできない。したがって④が正しい。