問題文
Aの子がBであり、Bの子がCであり、CがAの直系卑属である場合において、民法の規定によれば、次のアからエまでの記述のうち、Aが死亡した際にCがBを代襲してAの相続人となるときを全て掲げたものはどれか。
ア Aが死亡する以前にBが死亡したとき
イ Bが相続に関するAの遺言書を偽造して相続権を失ったとき
ウ BがAによって相続人から廃除されて相続権を失ったとき
エ Bが相続放棄をしたとき
1.ア、エ
2.イ、ウ
3.ア、ウ、エ
4.ア、イ、ウ
解説
代襲相続とは、本来相続するはずだった人が相続できない状態になったとき、その直系卑属が代わりに相続人になる制度である。
ア 正しい。
Aが死亡する以前にBが死亡している。
Bが相続人になれないので、CがBを代襲して相続人になる。
イ 正しい。
Bが相続に関するAの遺言書を偽造して相続権を失った場合は「相続欠格」に当たる。
欠格によりBが相続できないので、Cが代襲して相続人になる。
ウ 正しい。
BがAによって相続人から廃除されて相続権を失った場合は「廃除」である。
廃除によりBが相続できないので、Cが代襲して相続人になる。
エ 誤り。
Bが相続放棄をすると、Bは「初めから相続人でなかったもの」とみなされる。
放棄は「死亡」「欠格」「廃除」と違い、代襲相続が発生する原因にならない。
よってCは代襲相続人にならない。
結論として、代襲相続が起きるのは「ア、イ、ウ」であり、正しい選択肢は「4」である。