問題文
建物の構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.ラーメン構造は、柱を鉛直方向、梁を水平方向に配置し、接合部を強く固めた構造である。
2.ブレース構造は、柱や梁などで構成された四角形の対角線上に部材を入れた構造である。
3.ブレース構造は、骨組全てに用いることが多く、ラーメン構造など他の構造と併用することはない。
4.壁式構造は板状の壁と床を箱形に組み、建物とする構造で、原則として、柱や梁は用いない。
解説
1 適当。
ラーメン構造は、柱と梁を強固に接合し、地震や風などの水平荷重に対する耐力を高める構造である。柱は鉛直方向、梁は水平方向に配置され、接合部を剛接にすることで一体的に働く。
2 適当。
ブレース構造は、柱や梁で構成された四角形のフレームの対角線上にブレース(斜材)を入れて補強する構造である。横方向の変形を抑え、地震や風に対する強度を高める。
3 不適当。
ブレース構造は、建物の骨組み全てに使うことが多いわけではなく、一部の補強として採用されることが多い。実際には、ラーメン構造など他の構造と併用されるケースが多い。したがって③が最も不適当である。
4 適当。
壁式構造は、壁と床を一体化して箱のような構造にするもので、原則として柱や梁を用いない。壁面全体で力を受けるため、剛性を高めやすい。